Niendorf

このピアノを使用してのレッスンを行っている教室は他に存在しませんので、特別な時間となるでしょう。

1998年、ドイツ・ライプツィッヒにて製造。
間口より奥行きが短いベビーグランドピアノ・ニーンドルフ。
ハンマー・アクション（ピアノの心臓部、発音部分）はベーゼンドルファーなどの老舗メーカーが使用しているレンナー社製です。

Niendorfとの出会いは1999年、ウィーン旅行から戻り、ベーゼンドルファーのショールームでした。
その小さなボディから想像できないような伸びやかで明るく、パワフルな音を奏るピアノ。一目惚れでした。

「Niendorfとの出会い」

まず、目を引くのがこの木目と艶ではないでしょうか。
外装は家具職人が手掛け、チッペンデール（猫足）様式の脚には独特の彫りが施されています。
ボディ内部にはロープが張られており、ヨーロッパのピアノならではの装飾がされています。
殆ど手作りされており、駒の部分には手書きのサインも認められます。

購入当初から10年程は音の不安定さが目立ちましたが、ここ10年程はベストコンディションを保っております。
年に必ず１回の調律に加え、少しでも調子が悪くなれば、調整をしております。