クラヴィアシューレ通信

コード進行とクラシックの和声は同じです!・2

画像は講師の本棚。和声の本がメインです。講師は音楽大学作曲専攻の出身のため、クラシックの和声を学んでいます。

 

ハ長調とト長調の和音表

「コード進行とクラシックの和声は同じです!・1」ではコードと和声が和音の名前が違うだけで、基本的に同じであることをお話をいたしました。

今回は、更に使い方を考えたいと思います。

まずはCメジャー(ハ長調)とGメジャー(ト長調)の和音表をご覧ください。

楽譜下方の和音記号はCメジャーでもGメジャーでも一緒ですね。

ところが、楽譜上方のコードネームは全く違うものになっています。

前回の「コード進行とクラシックの和声は同じです!・1」で「コード=絶対」 「和声=相対」の考え方に基づきこのような表し方になります。

また、下方の和音記号の更に下にT、S、Dが書かれています。

これはそれぞれT=トニック、S=サブドミナント、D=ドミナントの略記で、和音の役割を示しています。

そして、この記号もCメジャーでもGメジャーでも全く同じ並びになっているのがお分かりいただけると思います。

重要なのは役割です。

次の動画2曲は同じト長調(Gメジャー)のクラシックの曲とジャズの曲になります。

<クラシック>

ドレミ楽譜出版:ピアノ名曲110選初級「舞踏の時間に」

<ジャズ>

ヤマハ:ジャズピアノ大全集「煙が目にしみる」

今回、聞き取りやすくしていただくために、両方ト長調(Gメジャー)の曲にしています。

後ろ3つが同じ和音進行でできているのがお聞きいただくとお分かりいただけるかと思います。

今回は深掘りせずに「確かに同じような響きがする」ぐらいの感じ方(聞こえ方)で大丈夫です。

まず、感じ取っていただくのが非常に重要です。

このように、クラシックでもジャズ(ポップス)でも同じ和音進行を使っています。

つまり、コード進行と和声は同じ事をしているのです。(全てではありませんが、基本的に一緒です。)

役割の順が同じ。

楽譜の下方にT・S・Dを使って機能(役割)を書いています。

よくご覧いただくと、TSDTと並びが全く同じなのがお分かりいただけるかと思います。

この機能(役割)が楽曲の和音進行(コード進行)を形成する上で非常に重要なのです。

 

 

次の回では、TSDを深掘りしたいと思います。

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