クラヴィアシューレ通信
ウィーン郊外のベーゼンドルファーを訪問したときの1枚。
1998年、3月にウィーン旅行へ参りました。
その当時、ベーゼンドルファーショールーム(現・B-tech Japan Osakaさん https://b-techjapan.com/)が新大阪にあり、 ウィーン郊外の方々を紹介していただき、見学させていただくことになりました。
帰国後、そのお礼にショールームへ行った際、Niendorfと出会ました。一目惚れでした。
一際小さく、そしてそのボディーから想像もできないような明るく抜けるようなサウンドをピアノでした。
ショールームの方の話によりますと、著名なピアニストさんもこのピアノを気に入り、長時間演奏を楽しんでいらしたようです。
その後、お値段もかなりのものでしたから(外車1台分程)その当時の私には支払える力があるのだろうか?と悩みに悩みました。
当時私は20代。支払いがこれから可能かどうかも不安でしたが、「このピアノは必ずこれからの音楽人生を豊かなものにしてくれる!」と確信がありましたので、購入に漕ぎ着けました。
(当時のパンフレット。RÖNISCHレーニッシュになっていますが、Niendorfと同じモデルです。)
いよいよ購入を決めてから選定へ。
当時、静岡県磐田市にベーゼンドルファーの輸入元がありまして、そちらでの選定となりました。
その際、Niendorfを3台並べていただき弾き比べ、木目のピアノですから、1台1台木目の出方が違うのをよく見て、一番気に入った1台を選びました。
製造番号が500500。これだけ揃うのは滅多にないそうです。
いざ、自宅にNiendorfがやって来ましたが、初め10年程はまだまだ音が安定せず、調律師さんと試行錯誤して安定を図っていったことを覚えています。
しかし、手のかかる子程可愛いとはこのことで、「Niendorf君(実際、ドイツ男性の名前です。)今日の御機嫌はいかが?」と愛しみながら弾いてまいりました。
当初は作曲用に購入したのですが、今は皆様に弾いていただきまして、楽しんでいただいております。
そして、ウィーン旅行とNiendorf購入の翌年の1999年、ウィーンがあまりにも素晴らしく再度旅行しました。
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