ハノン神話
講師の年季の入った「HANON」
指のトレーニング、鍛錬をするには「ハノン」を弾くのが良い風潮は未だに根強くあります。
指を強くするのにはハノン!と決められ先生から練習を迫られることが多かった、というピアノ経験者も多いと思います
ここまでくるとあたかも神話のように脈々と受け継がれてきた練習法のように感じてしまいます。
『ピアノの教則本』として有名な「ハノン」ですが、ハノンは本の名前ではなく、人(作曲家)の名前です。
さて、このハノンさん、どのような方だったのでしょうか。
シャルル・ルイ・ハノン(フランス人のため、Hを発音せず「アノン」と呼ばれていた可能性が高いです。)(1819年7月2日生 — 1900年3月19日没) フランスの鍵盤楽器奏者、作曲家、音楽教育家。
作曲家ですので、この有名な「ハノンピアノ教本」以外にも歌曲やオルガン伴奏法のメソッドを書いたようです。
しかしながら、これだけピアノ教本が有名になってしまったので、他の作品にフォーカスされることが少なくなってしまったのでしょう。
講師の年季の入ったハノンの最初の曲のページ
初級レベルの練習曲として楽譜には載っていますが、初級にしては難易度が高いと言えます。この本1冊を1時間で弾きこなすこと、と書いてありますから!
このハノンをらくらく弾ける、という方は既にかなりの腕前の方でしょう。
途中から出てくる音階とカデンツの項は音楽大学の入学試験にも使われます。
流石にこの内容では初心者の方には大変でしょうから、とっておきの教則本を紹介します。
一般的に子供をメインに使われますが、大人の方でも十分に使える内容になっており、クラヴィアシューレの生徒様もお使いの方がいらっしゃいます。
1曲がコンパクトになっており、何を学ぶ、習得する曲なのかが良くわかるようになっています。
また、棒人形のイラストがイメージを沸きやすくしてくれます。
バーナムピアノテクニック 導入と1巻 (4巻まであります。)
導入・1巻の初めの曲。
もう一つ。
ハノンでは白鍵を使うことが多く、指の鍛錬としてはあまり納得いっていませんでしたが、「リトルピシュナ」では1小節毎に半音ずつ上がっていく音型のため、黒鍵を多用した曲になります。
ひたすら同じ音形を白鍵のみで繰り返すハノンの前半と比べると、効率よくできていると思います。また、スケールやアルペジオもハノンより一捻りしています。
リトルピシュナ 48の基礎練習曲集 初めのページ
バーナムを終えた方にはハノンではなくこちらのリトルピシュナをお勧めしています。
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