アコースティックピアノと電子ピアノの違い -2 . 価格の違い-
<アコースティックピアノと電子ピアノの違い>の第2回は「価格」についてです。
「価格」は一番気にされる所ではないでしょうか?
今回は、具体的な機種や理由も含めて価格について述べたいと思います。
※ 価格は2023年5月現在になります。
アコースティックピアノと電子ピアノの価格の違いには、大きく2つの要素があります。
1.材質の違い
前回お知らせいたしました通り、アコースティックピアノは弦をハンマーで打って音を出し、電子ピアノはサンプリングや音源合成技術を用いて音を生成するため発生源が異なることを念頭においてください。
アコースティックピアノは、鋼線、木材、羊毛、鉄などの高品質な天然素材から作られるため、豊かで美しい音色を実現することができます。
ボディ内の鉄製のフレームを使用することで、ピアノの安定性を高めることができます。
その結果、製造コストが高くなります。
一方、電子ピアノは、電子回路やサンプリング技術を使用して作られるため、アコースティックピアノよりも製造コストが低く、価格が低く抑えられます。
材質は人工物の銅やアルミニウム、セラミック、プラスチック、ガラスなどとなり、安価に抑えられることが判ります。
2.人件費、製造コストの違い
アコースティックピアノノは複雑な構造を持ち、高度な技術が必要なため、技術者の賃金も高くなります。オートメーションで製造するメーカーも多いですが(国内メーカー)、海外の老舗メーカーなどは職人の手作りに拘ります。これらの要因により、アコースティックピアノ価格は非常に高くなりがちです。
逆に、電子ピアノの製造はオートメーション化されている場合が多く、人件費はかなり抑えられると言えるでしょう。
実際のアコースティックピアノと電子ピアノの価格について
アコースティックピアノの価格
各メーカーのエントリーモデルです。
アコースティックピアノは家庭用のアップライトピアノになります。
カワイ NF-15 533.500円
ヤマハ YU11 814,000円
価格の面ではどうしても電子ピアノの安価さにアコースティックピアノは負けますが、豊かなサウンド長時間の練習に耐え得るなど、ピアノ演奏としのメリットが断然高いのはアコースティックピアノになります。
生ピアノは価格面で手が出ない、という場合は、中古をお勧めしています。20万円台から入手することも可能です。
因みに、購入は現実的ではないかと思いますが、グランドピアノになりますと100万円台〜コンサートホール用のグランドピアノになると4000万円台のものまであります。
電子ピアノの価格
主なメーカーの電子ピアノの価格です。全て、エントリーモデルです。
ヤマハ CLP-735 176,000円
カワイ CN201 148.000円
ローランド RP701 124.100円
カシオ AP-470 111.000円(オープン価格)
大体10万円台からあるようです。
ただし、高品質の電子ピアノは、高性能な音源や鍵盤、音色などが搭載されているため、生ピアノに近い演奏感覚を得られることがあります。そのような高性能な電子ピアノは、生ピアノよりも価格が高くなることがあります。ヤマハの電子ピアノ「Clavinova CVP-809」の場合は、100万円以上の価格になります。
市場では、1万円台のものもあるようですが、ほぼキーボード(鍵盤の重さが全くなく、強弱もかなり付けにくい)のようなものですので、ピアノの練習には全く向きません。
(全く向かない理由はまた改めてご説明いたします。)
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